ニュース NEWS
(Press Release)再生プラスチックの循環利用を支える品質評価基盤を整備―再生材データバンク ガイドライン第三版を公開―
国立大学法人東北大学
発表のポイント
- 再生プラスチックの循環性向上を目指すSIP第3期課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」において、東北大学は再生材の品質を分析し、客観的に評価・共有するための再生材データバンクの構築を進めています。
- 再生材データの取得・登録に関する共通ルールとして、「再生材データバンク 実験・解析ガイドライン」第三版を新たに公開しました。
- ガイドライン第三版では内容を拡充し、データの比較性・信頼性を高めることで、今後のデータの利活用や社会実装につなげます。
概要
再生プラスチックの循環利用を社会に定着させるためには、材料の品質を客観的に評価し、その結果を分野や組織を超えて共有できる基盤の整備が不可欠です。一方で、再生材は原料や履歴の違いによる品質のばらつきが大きく、利用者が性能や用途適性を判断しにくいという課題を抱えています。
内閣府主導の国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第3期課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」において、東北大学大学院工学研究科の白須圭一准教授が研究開発責任者を務めるプロジェクト「C1-02再生プラスチックの循環性向上のための品質分析データバンク構築」では、再生プラスチックの循環性向上に向けた研究開発が進められています。本プロジェクトでは、再生材の品質に関する物性・構造データを体系的に蓄積・活用する品質分析データバンクとして「再生材データバンク」の構築に取り組んでいます。このたび、データバンクの運用を支える共通ルールとして、再生材データバンクに登録されるサンプル作製方法および物性・構造データを取得するための「再生材データバンク 実験・解析ガイドライン」第三版を公開しました。
ガイドライン第三版では、これまでの知見を踏まえて内容を拡充するとともに、射出成形サンプルの作製方法を新たに追加しました。これにより、データの比較性・信頼性を一層高め、今後のデータ利活用や社会実装を見据えた品質評価基盤が整いつつあります。

図1. 再生材データバンクを利用した再生材の品質分析・グレーディングフロー。再生材提供企業から提供された再生材ペレットを受領し、品質分析およびグレーディングを実施する。評価データおよびグレーディングの結果を評価結果報告書としてまとめ、再生材提供企業に返却する。
🔗 プレスリリース本文(PDF)
問い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学大学院工学研究科 ファインメカニクス専攻
准教授 白須 圭一
TEL: 022-795-4026
Email: keiichi.shirasu.c1*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター
教授 河井貴彦
TEL: 022-752-2363
Email: takahiko.kawai.a7*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(報道に関すること)
東北大学大学院工学研究科 情報広報室
担当 沼澤みどり
TEL: 022-795-5898
Email: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)



