東北大学 ソフトマテリアル研究拠点 Advanced Imaging and Modeling Center
for Soft-materials (Tohoku AIMcS)

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東北大学 ソフトマテリアル研究拠点 Advanced Imaging and Modeling Center
for Soft-materials (Tohoku AIMcS)

設立趣旨 INTRODUCTION

ご挨拶

寺内 正己 教授
寺内 正己 教授

東北大学多元物質科学研究所長
ソフトマテリアル研究拠点代表

 ソフトマテリアル研究拠点は、ソフトマテリアルの社会実装の加速・拡大に資するため、東北大学の研究者と企業との産学連携拠点を目指し 2020 年 8 月に設立しました。その後の企業との意見交換に基づき、計測科学と計算科学の融合をはかり企業ニーズに応えるワンストップソリューションの提供を目指す体制に拡大しました。
 計測科学においては、最新鋭のソフトマテリアル電子顕微鏡や分光分析技術に加え、クライオ電子顕微鏡の導入により計測インフラの拡充を図るとともに、建設が進んでいる次世代放射光施設との連携を視野に、マルチモーダルな計測ネットワークを構築し提供します。
 また、得られた計測データに基づき、AI 技術、シミュレーション技術を用いたソフトマテリアルの機能予測や分子単位から高次構造までのマルチスケールでの反応予測など行い、企業と共同でソフトマテリアルの社会実装に向けた共創的な活動を目指します。
 東北大学は電子顕微鏡を用いた材料科学の分野において、長い歴史と実績を有しています。これに加え、本拠点がマルチモーダル計測とマルチスケール計算の融合によりソフトマテリアル材料研究開発を革新的に躍進させ、ソフトマテリアルの新たな設計・解析ソリューションを社会に展開することを目指します。
 ソフトマテリアルとしては、ポリマーからバイオまで、また、それらの複合材料までを含めて広く取り扱う予定です。ソフトマテリアル研究開発においてニーズをお持ちの企業様におかれましては、是非、本拠点との共創的な研究開発を御一考いただき、お問い合わせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

本拠点で実施する共同研究の特長

東北大学では、ますます重要性を増しているソフトマテリアル分野でワンストップ・ソリューションを社会に提供するため、クライオ電子顕微鏡や次世代放射光を含むマルチモーダルな計測科学と、原子分子レベルから航空機に至るマルチスケールでの計算科学を融合し、社会連携機能も具備したソフトマテリアル研究拠点の活動を進めています。

従来の共同研究とソフトマテリアル研究拠点の研究体制の違い

従来の共同研究とソフトマテリアル研究拠点の研究体制の違い

B to Us to Bで産学共創

学学結集と産学連携でソフトマテリアルの課題を解決し持続可能な循環社会の構築に貢献します。

B to Us to Bとは、本学が提唱し推進している大学を核とする新たな産業界との
連携の形であるB to U to Bにおいて、本学の多様なテーマを扱う複数の研究者が
結集して、産業界からの要望に応える体制です。

B to Us to Bで産学共創

設立趣旨・要項

ロゴ

ソフトマテリアル研究拠点ロゴ

ソフトマテリアル研究拠点は、2022年11月に拠点ロゴマークを制定しました。

「融合」と「発展」をモチーフに、二重の螺線は「計測科学」と「計算科学」、「マテリアルサイエンス」と「ライフサイエンス」を表現しています。

竜巻のように広がるロゴデザインは、融合した要素がAIMcSの研究成果により、世界が発展するイメージを表します。